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JR四国のバリアフリー化事情

今回はいままでとは一味違うネタで楽しんで頂きたいと思う。私の持つネタが少なくなってきていることもあるのだが、似たようなものでは読者の皆様も飽きがくる頃であろうからだ。というわけで、今回はマンネリ打開策としてJR四国のバリアフリー化事情を少し特集する。

□対策前
 バリアフリー化と一口に言っても、その方法はたくさんある。階段部分にスロープを設置したり、点字ブロックを設置したりと様々だ。私は今回、列車時刻表に目をおいた。
 少し前まで駅の列車時刻表は「改札口の上」に設置されているのが一般的であった。この「改札口の上」の列車時刻表は各列車を一本一本を事細かに記したもので、文字が多く見づらいものだった。坪尻駅(写真2)のような列車の本数が少ない駅ならまだしも、伊予西条(写真1)のように列車本数が多い駅でも導入されているものだから、読みにくいの以前に探すことに一苦労だ。
 さらにこれは見難いだけではない。改札口の上ということはかなり高い位置に設置されている。つまり、見るためには頭を上げなくてはならない。高齢者には負担が大きいのだ。高齢化社会の四国では特に改善されるべき問題である。
 JR四国ではこの問題が最近、急速に改善されてきた。下記を続けて読んでいただきたい。

(予讃線・伊予西条駅)

(土讃線・坪尻駅)



(予讃線・川之江駅)
□対策後
 対策としてどのような手がとられたかというと、まずは設置場所の移設。旧列車時刻表が設置されていた場所には「時刻表は待合室に移動しました」と記されている。
 で、その列車案内時刻表がどこにうつされたかというと、改札口横や窓口横などの人の視線にあわせた低い位置に設置されている。これで、体への負担はかなり軽減されるだろう。

 新居浜駅(写真4)などの大型駅でも改善が図られているが、窓口と発券機の間に設置されているため、人通りが多いと少し発見し難い、目立たない気がする。このためにも、新旧をともに設置すべきと私は思うのだが、紙一枚を印刷する新列車時刻表に対し、一文字一文字を手で文字を貼る旧列車時刻表は職員が嫌がるだろうな(笑
 新列車案内時刻表はホームの待合室などにも設置されている。最も、この新列車時刻表は駅舎のない駅にいち早く設置されていたのだ。
 ところでこの新列車時刻表は中身にも工夫が見られる。無地と有色部を交互に配色し時間別による見易さを格段にアップさせたほか、のりかえ案内なども情報も添えられている。
 
 と、ここまでJR四国の状況をお伝えした。他JR各社や私鉄各社では以前から実施されていただろうが、JR四国では最近行われたということだ。また、目に付くものがあったら特集していこうと思う。

(土讃線・新居浜駅)

(予讃線・鴨川駅)

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