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宍喰駅の謎の未成分岐線

阿佐海岸鉄道は全長8.5km、駅は3駅のかなり短い路線をもつ第三セクターだ。海部から御免まで至る鉄道として工事された一部である。沿線人口も少ないもので廃線の危機に瀕している。そんな阿佐海岸鉄道の唯一の中間駅、宍喰駅に謎の設備があった。



ちなみに阿佐海岸鉄道では全駅高架と超のつく高規格路線である。当然宍喰駅も高架になっていてエレベーターなんてのも完備しちゃっている。


宍喰駅から終点の甲浦方面を望むとなんと高架橋が途中で左に分岐しているではないか。しかも、その先には何も載っていない橋脚までがある。なんとも未成線の香り漂うものだ。





分岐地点の高架橋の構造をしたから見てみた。左三本が本線で右が例の謎の未成線用である。


宍喰駅をでてすぐ分岐していることがわかる。


上の写真の一番手前の橋脚の次の部分にあたる橋脚。川を跨ぐために大型なものになっているほか、架線柱を設置するためのようなでっぱりがあるのが特徴的。高架橋のない部分は黒ずんでしまっている。


宍喰川橋梁といい昭和の54年7月に竣工している。


川を跨いだ甲浦側から宍喰方面を望む。川の橋脚は本線とセットではないようだ。


こちらが対岸。ここに線路がついたのか、それとも全くの別口の線路だったのかはわからない。もしかしたら川のあたりで大きくカーブしてどこかに続く予定だったのかもしれない。ちなみに丘の上に見える建物は車庫である。




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