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屋島ケーブル 第三回

線路設備、つまり架線やケーブル、信号機などは一切撤去されておらず、営業時となんら変化は感じられない屋島登山鉄道。登山口駅、交換施設、トンネルを抜け、残す見所は山上駅。杉崎行恭の著書「駅舎再発見」の表紙を飾る山上未来型駅舎とは・・・
私も流石に歩くことに増してくる勾配のため疲れが出てきた。




架線柱すべてに取り付けられていた電球は隧道内でもみられた。




隧道を抜けるとそこは山上駅。ホーム手前の階段より駅に進むことが出来た。




2・・つまり「辨慶号」。




山上駅の駅名表示板にも距離の表示がある。




「辨慶号」の車内を覗くと独特の大きなハンドルが。消火器や電話なども取り付けられている。




ホーム先にはケーブルには絶対欠かせない巻き上げ機。とにかくでかい。




こちらが巻き上げ機の機械室になるのだろうか・・・




「出口」の看板をくぐると当然ながら出口につく。看板左右には屋島レストセンターの広告が。




駅前にはお土産屋が並んでいたのだろう。こちらもまだ住人がいるようで洗濯物が干されていた。片方の土産屋を覗くともう誰も買うことがないだろう土産物が当時と変わらず並べられていた。




振り返ると、これが屋島山上駅だ。




昭和初期の完成で、とにかくモダンでレトロな建物の上にはアンテナらしきものが取り付けられている。避雷針の役割でもあったのだろうか。なにか電波な感じが漂う(笑




帰りにみつけたこれまたレトロな乗車口案内。




展望台や屋島寺、土産屋には数多くの観光客が訪れていた。バスで登頂したであろう複数の団体客が展望台などが入れ替わりで巡っていた。屋島もまだまだ落ちぶれたものではないと感じる。屋島ケーブルは屋島観光の一つとして再び栄光をつかむことはできなかったのだろうか。これだけの人が訪れる屋島ならケーブルも成り立っていけそうなも気もする。今日だけを見れば・・・





最終更新日2005/11/15 訪問日2005/11/13



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