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土讃線旧線 大杉〜土佐北川

【土佐北川寄り】 後編


野犬に追われながらもようやく道路転用区間が終わった。廃線起点から1500メートル程度。全長およそ2500メートルのこの廃線は半分以上が道路に転用されているのだ。

さっきのような藪はもう御免だと思いながら、砂利状態の廃線跡に足を進めた。




廃線跡は廃線後撒かれたであろう砂利があり車が通っていた証拠、轍がある。一時期は道路として開放されていたのだろうか。川を跨いだ写真右側には国道32号線の立派な落石防止トンネルが見える。




激しく逆光で見辛くて申し訳ない。これは巨大な岩の落石を防止するためのコンクリートである。結構大きい。




しばらく歩くとロックシェードが出現する。このロックシェードをくぐり轍は続く。




と、ここでトンネルだ。このトンネルを境に轍は消えていた。ここまで綺麗な電柱と併走してきたのだが、これの保線のためだろうか。それともここで道路転用工事を断念したのだろうか。謎が深まるばかりだ。




私が始めてみる幹線の廃トンネルだ。今まで見てきたものは塩江温泉鉄道や片上鉄道でいずれも私鉄、規模がかなり違う。このことにしばし圧倒された。




興奮からか写真がぶれてしまった(って、これは設定ミスか)。トンネル内には現役なのか電線が通っている。




コケがはえたりで見難いトンネルの詳細表記。名前を剣ヶ峰隧道という。




反対側(土佐北川寄)にも表記があった。こちらはそこそこ綺麗でどうやら訂正されているようだ。距離が多度津起点で92キロと625メートルと70センチって細っ。




駄目だ。ここで藪。ここまで早足で歩いてきたがどうも時間が厳しい。この藪を突き進むより少し戻って橋を渡り国道から歩いた方が早いと私は判断した。なんせ廃線終端についたからって駅に辿り付ける保証はなかった。




道路転用区間と砂利区間の境には野犬が待ち受けていた。なんてしぶといやつだ。。
惜しい。廃線完踏失敗だ。しかたなく先程見えた落石防止覆いをくぐる。




向こう岸に目を向けると廃トンネルがみえた。こうみると川沿い土讃線の険しさが感じられる(笑




続いてたどり着けなかった橋が見えてきた。短いながらも是非渡ってみたかった。




この写真は廃線跡がわかりやすい。あの法面と木々の間に廃線跡が存在している。




途中、犬(飼い犬)に幾度も吼えられそのたびにおびえながらようやく土佐北川駅にたどり着いた。なんて高規格なんだ(笑

最終的に遺構の位置をまとめた地図を用意した。参考程度にどうぞ。







最終更新日2006/1/26 訪問日2005/12/3



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